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景気循環と株価の関係〜相場ローテーション

相場ローテーションを読んでお金を増やそう(岡崎良介:日経出版社)。

他の投資本とは一線を画す内容だ。景気の循環に合わせて金利も上下する。それに比例して株式や金などの商品に、それぞれ上昇する時期に合わせて売買する方法を提案している。

景気循環と金利・債券・株価がどのように動くのか?不景気では金利が下げられる→世の中が金余りが起きる→株価が上がる→景気が上がる→金利が上がる→株価がピークを打つ→景気後退→金利が下がる・・・と循環する。この一連の流れが分かっていない経済初心者にとっては、とても勉強になる内容だ。

ただし2点ほど問題もある。一つは為替レートにも循環があると唱えていること。成長期にあった過去とは違い、日本は成熟社会になっている。為替レートが経済循環で説明できるかといえば、少々疑問だ。個人でもFXなどでキャリートレードが出来る時代だから、情勢は変わっている。

もう一つ、確かに景気循環と株価の連動性はあると思うが、それに合わせて売買すると、売却益に税金がかかるという問題がある。株価がピークアウトする時期に売り、底を打てば買い直すということだが、キャピタルゲイン税が10ないし20%かかることを考えれば、最低でもそれだけの鞘抜きが出来ないと赤字になる訳だ。そもそも株価のピークや大底を正確に当てることなど出来ないのだから、税金分の鞘抜きというのは、相当な暴落でない限り元は取れないだろう。 関連リンク:税金が株式投資に与える影響。税金の影響は、投資家が思っているよりもずっと大きい。

この本に限らず、多くの投資スタイルでは、必ず税金の問題がすっぽり抜けている。デイトレードからジーゲル派(配当再投資)に至るまで、示されたデータは税金を無視したパフォーマンスであることを、投資家は留意しなければいけない。

債券に対する株式の優位性を示す本〜株式投資(ジェレミーシーゲル)、株式投資の統計本の最高峰〜ウォール街で勝つ方法(ジェームズ・オショーネシー)、珍しい海外個別株投資の本〜みんなが勝てる株式投資、景気循環と株価を説いた本〜相場ローテーションを読んでお金を増やそう、賢者の海外投資術(橘玲)、会社四季報で学ぶ株式投資のための会計入門(井口秀昭)、バフェット式・投資の原則(三原淳雄)、ファンダメンタルインデックス(野村アセットマネジメント)、ダウの犬投資法(マイケル・オヒギンス)、大逆張り時代の到来(ジェームズ・オショーネシー)、景気ウォッチャー投資法入門(野田聖二)

 

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